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地元Vは史上29人目 涙の優勝を遂げた菊地絵理香「自分には厳しいと思っていた」

地元Vは史上29人目 涙の優勝を遂げた菊地絵理香「自分には厳しいと思っていた」

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年7月24日 19時23分

緊張しっぱなしだった菊地は「すごい苦しいゴルフの内容でした。厳しいパーパットもありましたけど、気持ちを鼓舞しながら集中力を切らさないように最後まで回れました。メンタルが安定していたのかな」と振り返った。

13番パー4では、ティショットを右にプッシュしてレッドペナルティゾーンに打ち込んでボギー。しかし、続く14番では「前のホール(でのボギー)の反応が出たら嫌だな、と思っていたけど良いショットが打てました」と、すぐにバーディを取り返した。16番でも難しいラインが残り、ボギーになってもおかしくないところをきっちりパーセーブ。「緊張しながらでもうまく対応しながらプレーできていた」と話す。

「地元優勝に憧れはあったけど、私はプレッシャーにも弱いし、勝負強さもないので自分には厳しいと思っていた」と話したが、「競り勝った、という経験が私の中ではない。14番からうまくできたのは自分の中で変われたことだと思うし、競って勝てた喜びは今までにない感じです」と今週は新しい境地での優勝。小林浩美JLPGA会長も「これでもう1段階上のステージに進めるよ」と成長に期待を込めた。

今月34歳になった菊地は、2012年から9季連続で賞金シードを継続している。「前半戦はシードもまだ危ないなと思っていました。後半で頑張りたいと思っていたので、まさかここで優勝できるとは思っていませんでした。今日帰ってから、来週からの後半戦の目標を決めたいと思います」。今回の優勝で10季連続のシード権も確保。まだまだ成長する、菊地の次なる目標が楽しみだ。(文・小高拓)

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