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初タッグの名参謀も後押し 佐藤心結は地元での初Vへ“1mの隙間”を切り開く

初タッグの名参謀も後押し 佐藤心結は地元での初Vへ“1mの隙間”を切り開く

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2022年7月3日 08時00分

ルーキー・佐藤心結が地元で躍動 清水重憲キャディとともに初優勝へ
ルーキー・佐藤心結が地元で躍動 清水重憲キャディとともに初優勝へ (撮影:米山聡明)
資生堂レディスオープン 3日目◇2日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6570ヤード・パー72>

地元・神奈川で初優勝のチャンスがやってきた。ルーキー・佐藤心結(みゆ)が3日目にトータル8アンダーまで伸ばして、首位と3打差の5位タイに浮上した。

“飛ばしの心結” ドライバースイングを連続写真で見る

苦しい状況をしのいで優勝戦線に踏みとどまった。2つ伸ばして迎えた11番パー3でグリーン左奥に外して「(球を)上げないと寄らない」というアプローチが残ったが、58度のウェッジを開いて使い、パーをセーブ。だが、ピンチは続く。12番パー4では左の林に打ち込んでしまう。目の前には低い木。その前には2本の木が立ちふさがって、グリーンまでの隙間は1メートルほどしかない。

残りは110ヤード、何とかエッジまで乗せたいという状況。「行くしかない」。それでも迷いはあったが、今大会が初めてのタッグとなる清水重憲キャディも「大丈夫」と背中を押した。覚悟を決めたショットは、狙い通り目の前の木を越えた。さらに2本の木の間を抜けると、手前9メートルにオン。2パットでしのいで、ボギーフリーで駆け抜けた。

ここまで来られたのは名参謀の力も大きい。「(清水キャディに)ついていけるのか、不安だったり緊張していた部分もあったんですけど、ラウンドを重ねるごとに、毎日が勉強というか。考え方だったり、自分がマネジメントしているつもりでも、さらにその上を清水さんがいっている。すごく助けられています」と大きな支えとなっている。

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