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「心の余裕みたいなのが生まれました」 連覇のかかる勝みなみが渡邉彩香と花を咲かせた“飛ばし屋談義”

「心の余裕みたいなのが生まれました」 連覇のかかる勝みなみが渡邉彩香と花を咲かせた“飛ばし屋談義”

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年5月27日 07時28分

心に余裕が生まれて連覇へ向けて好発進の勝みなみ
心に余裕が生まれて連覇へ向けて好発進の勝みなみ (撮影:鈴木祥)
リゾートトラストレディス 1日目◇26日◇メイプルポイントゴルフクラブ(山梨県)◇6580ヤード・パー72>

どこまでも遠くにボールを運ぶ飛ばし屋には、飛ばし屋の悩みがある。それを分かち合えるのも飛ばし屋だけだ。昨季のドライビングディスタンス254.31ヤードで2位の勝みなみ。このシーズンは2勝を挙げて賞金ランキング7位に入ったが、今季はここまで11戦して優勝はなく、トップ10入りも2回にとどまっている。ドライバーが少々曲がっていることも、その要因の一つである。飛距離が出れば2打目が短いクラブで打てるのでアドバンテージになる武器だが、ひとたび曲がると滞空時間が長い分、曲がり幅も大きくなる。これは飛ばし屋のさがである。

平均250ヤード越え! 勝みなみのドライバースイング【連続写真】

ミスショットが出ると自分を追い込みやすいという勝は、「和白で渡邉彩香さんと傷のなめ合いをしていました」と笑って話す。和白とは2週前に行われた「ほけんの窓口レディース」のこと。渡邉彩香は昨季のドライビングディスタンス250.67ヤードで6位というツアー屈指の飛距離の持ち主。「『かっちゃん、あそこどこいった?』とか曲がり度合いを話したんです」。アベレージヒッターには想像もつかないところまでボールを曲げたことを談笑していた。

ただの笑い話しではなく、勝にとっては癒しにもなった。「自分だけじゃないんだな。曲がっている人は他にもたくさんいて、まだ自分も大丈夫っていう心の余裕みたいなものが生まれました」。その渡邉は、飛距離を武器に同大会で優勝を遂げている。曲がれば大ケガにつながりやすいが、飛距離が武器になることはいうまでもない。曲がることに対して深く考えなくなった。

そして大会連覇がかかる今週。その渡邉と予選ラウンド同組で、もう一人は昨季のドライビングディスタンス1位の原英莉花という飛ばし屋グループ。「今日も(傷のなめ合いを)しましたし、お互いに『今のはナイスだよー』って感じで、みんなで言っていました」と“飛ばし屋談義”に花を咲かせていたという。

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