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西郷真央「勝負をかける二択なら…」 風に惑わされたときの“耐える”マネジメント

西郷真央「勝負をかける二択なら…」 風に惑わされたときの“耐える”マネジメント

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2022年5月21日 07時30分

ブリヂストンレディス 2日目◇20日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇6713ヤード・パー72>

西郷真央に復調の兆しが見え始めてきた。今季4勝を挙げながら直近2試合連続予選落ちと調子を落としていたが、今大会では初日にボギーフリーの「67」で2位につけると、2日目も3バーディ・1ボギーの「70」とスコアを伸ばしてトータル7アンダー。首位タイで決勝ラウンドに進んだ。

西郷真央のパワフルスイング【連続写真】

2番パー5で100ヤードからの3打目を50センチにつけてバーディを先行させると、4番、5番と連続でスコアを伸ばす。だが、そこからガマンが続いた。「オナーで風で迷って大きい番手を持ったら、思ったよりも風が吹かなくて」と8番パー3ではティショットを奥にこぼしてボギー。「獲りたいロパー5」だった続く9番では、風のジャッジミスで、チャンスどころか10メートルにオンするにとどまった。

実際に立っている位置と球が落ちる位置で風の向きが異なることも多かった。「同組(選手)の球を見て判断したり」と読み切ろうと試みたが、予想とは逆方向にボールが飛んでいく場面もあり、チャンスを作り切れず。後半は9ホールすべてパーを並べるのみにとどまった。

しかし逆を言えば、風が吹くなかでも安定したプレーができてスコアを落とさなかったということ。これには西郷流のマネジメントがある。「風が微妙で(手前か奥か)どちらかに勝負をかける二択なら、手前を選びます」。ゴルフの鉄則ともいえる“手前から”を守り、グリーンを外せばアプローチとパターでカバー。攻守を使い分けて、スコアが出にくい難コースで2日間スコアを伸ばし続けた。

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