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山下美夢有は「いい感じのライバル」西郷真央に1打届かず 同組でのプレーは「勉強になる」

山下美夢有は「いい感じのライバル」西郷真央に1打届かず 同組でのプレーは「勉強になる」

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2022年3月27日 17時04分

山下美夢有は同級生ライバルに及ばず…
山下美夢有は同級生ライバルに及ばず… (撮影:佐々木啓)
<アクサレディス 最終日◇27日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6546ヤード・パー72>

最終組のひとつ前、5アンダー・3位タイでともに最終日をスタートさせた西郷真央と山下美夢有。トップと2打差を追いかける展開で、18ホールを終えて頂点に立っていたのは西郷だった。

ホールアウト後にハグするふたり【写真】

新世紀世代に位置する20歳の山下と西郷は、ともに19年のプロテストに合格し、女子高生プロとしてデビュー。そのときから親友として、そして戦友としても切磋琢磨しあってきた。「意識というか、いい感じのライバル」として、この日西郷のプレーを一番近くで見ながら「自分のプレーに集中していた」と奮起。単独首位に立った西郷に「わたしも追いかける立場として攻めるゴルフをしました」となんとか食らいついていったが、1打届かず。2021年4月「KKT杯バンテリンレディス」以来の2勝目に挑んでいたが、先に西郷が2勝目を飾る結果となった。

山下は「曲がらない。何を打っても真っすぐいくので、勉強になる」と西郷のショットやプレーを振り返る。16番パー3のティショットでグリーン左のバンカーに入れてボギーとした山下は、西郷と3打差がついた。それでも攻める気持ちを忘れない。17番で13メートルのバーディパットを沈めると、18番パー5で3打目のアプローチを50センチにつけてバーディ。1打差の単独2位まで何とか追い上げた。

西郷が念願の初優勝を飾った開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では、プレーオフの可能性がある西郷とともに練習グリーンで待機。優勝が決まるとお祝いのハグをした。今大会のホールアウト後も単独首位でホールアウトした西郷に笑顔でハグ。それでも心の中では悔しさをふくらませる。「(2勝目は)勝てるチャンスがきたら」と次戦を見据えた。

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