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「あこがれ過ぎて…でもやったらダメ」 植竹希望は2週前のリベンジへ米ツアー選手の“マネ封印”

「あこがれ過ぎて…でもやったらダメ」 植竹希望は2週前のリベンジへ米ツアー選手の“マネ封印”

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2022年3月25日 09時33分

<アクサレディス 初日◇25日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6546ヤード・パー72>

今季2戦目では最終日を首位からスタートしながら惜敗を喫した植竹希望が、リベンジの戦いを続けている。といっても、「よくはないです。今週は40点、先週は10点です」とショット不振に陥るなか、初日をなんとかボギーなしの3バーディで回り、3アンダーの10位タイで大会をスタートした。

男子顔負け? タメがエグすぎる植竹希望のスイングをスローで

「パターとアプローチでなんとか」としのぐゴルフで持ちこたえた。昨季初シードを獲得した植竹の持ち味はショット力だ。飛距離もそうだが、昨季パーオン率5位、飛距離と正確性を表すトータルドライビングは3位と、ショット部門の数字はツアーでも上位。そのショットが影を潜め、らしくないゴルフに終始した。「モヤモヤしながら」と終盤に入ったが、そこはなんとか修正しかけた状態で16番、17番を連続バーディ。天候が荒れる予報の2日目を前に、好位置で終えることができた。

優勝争いを演じた2戦目は距離も短く、「2打目はほとんどウェッジだったけど、少し長くなると…」と、距離が伸びるとボロが出るという。今大会も驚くほど距離が長いわけではないが、取りこぼしを悔やんだ。特にパー5ではバーディがゼロ。「このコースではパー5で獲らないと。10番はイーグルを狙うくらいでないと」とティショットから失敗し、パー止まりの一日に唇を噛む。

「ピンを狙いすぎる」プレースタイルから、「ガツガツしすぎないように」とメリハリを強調する。海外男子ツアー選手の動画を見るのが日課の植竹にとって、「見過ぎてあこがれ過ぎて、『いけるんじゃないかと思って』やってみたり(笑)。でもそう思ったらダメで」と無理なことにチャレンジして失敗をしてきた過去は封印。“無謀”を抑えながら、それでも攻め続けて初優勝へと近づいていく。(文・高桑均)

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