会場に足を運んでいたジャンボの長男・智春氏は、「面白いでしょ。飛距離だけなら笹生よりも飛ばすよ」と証言。チーム内でも、そのポテンシャルには大きな期待が寄せられている。小林本人は「いやいやいやいや(笑)」と謙遜した後、「当たれば同じぐらいかなって感じです。アイアンの番手も同じなので」と言ってニコリ。まだ粗削りだが、今後の成長が楽しみなルーキーだ。
QTランクは131位でコンスタントな出場権は得られなかったため、次のレギュラーツアーは4月29日開幕の「パナソニックオープンレディース」を予定。序盤の主戦場は下部のステップ・アップ・ツアーとなりそうだ。プレー前に素振りをまったくせず、いきなりアドレスに入り、スイングする姿も今の女子ツアーでほとんど見ないもの。そして、プレーは師匠を彷彿(ほうふつ)とさせる豪快さがある。
目標はずばり「シード権獲得」。ジャンボ門下生のルーキーには、昨年6月のプロテストトップ合格者・佐久間朱莉もいるが、小林のプレーにも注目したいところだ。(文・間宮輝憲)