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2年前に代名詞となった『バウンスバック』…さて今季はどうだった?【渋野日向子・今季スタッツ振り返り】

2年前に代名詞となった『バウンスバック』…さて今季はどうだった?【渋野日向子・今季スタッツ振り返り】

配信日時:2021年12月3日 12時30分

バウンスバック女王の今年の結果は?
バウンスバック女王の今年の結果は? (撮影:佐々木啓)
現地時間2日から、来季の米国女子ツアー出場権を争う最終予選会(Qシリーズ)がアラバマ州で始まった。全8ラウンド、計144ホールの長丁場で20位以内に入ると、来年多くの試合に出場できる見込み。ここに渋野日向子も参加し、初日を2オーバー・81位タイで終えた。世界で戦うためにスイング改造を敢行するなど、大きな変化を伴った1年の集大成。そこで今季国内ツアーでのスタッツを振り返ってみたい。今回はバウンスバックに注目。

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2019年の渋野のラウンドで、よく目にしたのが『バウンスバック』という文字。これはボギー以下を叩いた次のホールで、バーディ以上を奪ったことを表すデータだ。2年前の渋野は、4.0個の平均バーディ数、22.5539%のパーブレーク率とともに、26.0684%のバウンスバック率でツアー1位に輝いている。実にボギーを叩いた後、4ホールに1回以上はバーディを獲り返していたことになる。

では今季はどうだったのかというと、データは19.2308%に減少。それでも順位は9位相当と、ツアーでトップクラスに位置することに変わりはない。コンスタントに優勝争いに食い込んでいた2年前に比べ、今年は先を見たスイング改造に着手。その“移行期間”もあり、本人も「落ちぶれてしまった」というほど成績がでなかった時期も考慮すると、多少のダウンは仕方ない。また「ゴルフも考え方も変わった」と、当時のような“イケイケ”とは違うプレースタイルに変貌したことも影響してそうだ。

ただ、今年秋ごろから成績は急上昇。9月の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」以降の10試合では、2度の優勝を含めトップ10入り7度と仕上がっていた。新たなスイングもフィットしはじめているだけに、来年は米国で“バウンスバック女王”になれるような強気なゴルフも見せてもらいたい。

【国内女子ツアー・今季バウンスバック率上位】
1位:勝みなみ 20.6997%
2位:イ・ミニョン 20.0680%
3位:宮田成華 19.9153%
4位:全美貞 19.7015%
5位:山下美夢有 19.5513%
6位:小祝さくら 19.5195%
7位:テレサ・ルー 19.3642%
8位:大里桃子 19.2802%
9位:鈴木愛 19.1223%
10位:高橋彩華 19.0616%
-----------------------
渋野日向子 19.2308%

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