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「希望になる1勝」 止まらない涙の裏にあった原英莉花“苦悩の1年”

「希望になる1勝」 止まらない涙の裏にあった原英莉花“苦悩の1年”

配信日時:2021年11月21日 17時15分

久々の優勝に涙止まらず…
久々の優勝に涙止まらず… (撮影:佐々木啓)
大王製紙エリエールレディスオープン 最終日◇21日◇エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)◇6545ヤード・パー71>

2打のリードを持って迎えた最終18番。残り30センチのウイニングパットを沈めた原英莉花に笑顔はなかった。涙を流しながら、ギャラリーからの祝福の拍手に頭を下げ、右手を上げてガッツポーズ。アテストを終え、優勝インタビューを迎えても、こみあげるものを止めることはできなかった。

こちらは2年前…初優勝時の大号泣

「この1年間ずっと苦しくて…自分の思う通りに運べなかった。体の痛みもあったなかで、優勝にたどり着けたと思ったらすごくうれしかったです」。表彰式を終え会見場に現れた時は、普段通りの明るく元気な笑顔を見せたが、勝利の後に見せた涙の理由について聞かれると、再び声を詰まらせた。

昨年は「日本女子オープン」、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」と公式戦2冠を達成する飛躍の一年になった。しかし一転、年を越した後は勝てない日々が続いた。それを阻害していたのは「何かしら不安を抱えていた」という“自信の喪失”。起点は、その年の12月に出場した海外メジャー「全米女子オープン」頃までさかのぼる。

海外の強豪、そして難コースを目の当たりにした原の心中に「自分に足りないものが目につくようになった」という思いが込み上げる。そこからは、その足りないものを埋めるための練習や、クラブ変更を重ねるなど試行錯誤することになったが、これが迷路の入口になってしまった。さらに今年4月に出場し、トータル9オーバーで予選落ちした「ANAインスピレーション」後には、その後も苦しめられるギックリ腰を発症。「ANAの後は腰のこともあって、自分でもよくわからない感情になりました」。ここが一番苦しかった時期だと、今振り返る。

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