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明らかによくなった渋野日向子のテンポ 実際は“ゆっくり”を心がけていた!?

明らかによくなった渋野日向子のテンポ 実際は“ゆっくり”を心がけていた!?

配信日時:2021年10月31日 08時00分

この次の言葉がすべての答えにつながった。

「それとショットが理想に近い感じになってきたことで、ほかのことも考えられるようになりましたね」

今年からスイング改造だけでなく、マネジメントをキャディ任せにせず自分で考えるようにと取り組んできた。最初は両方ともほぼ初めてといっていいなかで時間がかかってしまっていたが、スイングで意識する部分が減り、マネジメントに集中できる。それも経験値がたまってきたことで手早くできるようになった。それらが板についてきたことで、そのなかで“早くなりすぎない”自分の一番いいペースを取り戻してきたのだ。

全英の後といえば、9月の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」からということになる。渋野はその翌週の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」から5試合連続でトップ10入り。その間には2年ぶりの優勝も入っている。

スイングが板についてショットがよくなってきたこと、マネジメントが徹底できて簡単にボギーを叩かなくなったこと…。成績が飛躍的に向上したのは様々な要因があるだろう。そのなかには自分のペースを取り戻したことも要因の1つとして含まれていた。(文・秋田義和)

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