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寝て起きたらショットが復調 渋野日向子は“ジャストタッチ”でバーディ量産中

寝て起きたらショットが復調 渋野日向子は“ジャストタッチ”でバーディ量産中

配信日時:2021年10月16日 17時38分

渋野日向子、2週連続優勝へ駆け抜ける!
渋野日向子、2週連続優勝へ駆け抜ける! (撮影:上山敬太)
<富士通レディース 2日目◇16日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679ヤード・パー72>

2週連続優勝のかかる渋野日向子は、8バーディ・2ボギーの「66」と、この日のベストスコアをマークして、トータル11アンダー、首位と1打差の3位タイに浮上した。最初のバーディとなった1番パー5。フェアウェイからピンまで78ヤードを1.2メートルに寄せたことが、バーディ量産のゴーサインとなった。

パットを決めて笑顔を見せるシブコ【写真】

初日に「67」をマークしながらも縦の距離感が合わずに「気持ち悪い」としていたが、1番の3打目、2番の2打目、3番の2打目と「自分が狙ったところに落とせている」と距離感が合うようになっていた。「昨日終わったあとの練習でもよくなくて……」とラインが出ていたスリークオーターショットでボールを打つ数を増やした。30〜40分ほど打撃練習を行ったが、「寝たら直るかなと思って練習をやめた。案の定、(起きたら)ちょっとマシになっていました」。この日はドライバーショットの飛距離、方向性、アイアンショットの縦距離がイメージ通りに打てるようになっていた。

後半に入ると、10番から3ホール続けて5メートル以内のチャンスを逃し、13番パー3で1メートルをひっかけて3パットのボギー。「バーディを取り返そう」と焦った14番パー4は、2打目をピンに近いサイドに外して、アプローチを寄せきれずにボギーを喫した。連続ボギーで後退したが、16番パー5で6メートル、17番パー3で3メートルといずれも曲がるラインを沈めて巻き返した。

2日間で奪ったバーディは13個。いくらショットがよくても、締めのパッティングが入らなければバーディは獲れないもの。パッティングで渋野が取り組んでいるのは、「ジャストタッチ」と明かした。「最近の基準は、カップ1個分くらい切れるラインは、1〜2メートルとかでもジャストタッチと考えています。曲がるラインでも今日も決めることができました」。カップ1個どころから、2〜3個分曲がるラインでも流し込むように入れていた。また、カップの高い側から入ることが多い。右に曲がるラインならカップの左側から、左に曲がるラインならカップの右側からボールが沈む。左に曲がるラインでカップの真ん中より左側から入ると、プロゴルファーはイメージがよくない、といわれるが、渋野はボールの入り方もイメージ通りで、いい流れが作れている。

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