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ショベルカーの前に日本タイトルを師匠に贈れるか? 西郷真央が“8度目の正直”へ

ショベルカーの前に日本タイトルを師匠に贈れるか? 西郷真央が“8度目の正直”へ

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年10月3日 17時49分

ジャンボ軍団のホープ・西郷真央がビッグタイトル獲得へ挑む
ジャンボ軍団のホープ・西郷真央がビッグタイトル獲得へ挑む (撮影:岩本芳弘)
<日本女子オープン 4日目◇3日◇烏山城カントリークラブ(栃木県)◇6550ヤード・パー71>

トータル8アンダーまで伸ばした西郷真央が、1打差で追う首位の勝みなみとともに最終日最終組入りを果たした。かつて「日本女子アマ」を制した19歳に、プロでも日本一の座につくチャンスが訪れた。

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ピンが振られ、パー3では手前に切られるような手を焼くセッティングで、前半は「フォローが多くて、縦距離を合わせるのが難しかった」というなかガマンを続けた。しかし9番で「位置、風向き的に(フェアウェイ左の)バンカーをキャリーで超えるかどうかで迷って、ティショットが難しかった」とバタつき、まずボギーが来る展開に。それでも後半10番で5メートル、14番でも同じ距離のバーディパットを沈め、さらに15番では11メートルをねじ込みスコアを伸ばした。

難所の最終18番は、アプローチが寄らず入らずでボギーフィニッシュとなったが、一日を通じて目の前のプレーだけを考えることができた。最初にスコアを落とした9番では、ティショット時に子どもの大きな声が聞こえてきたが、「集中していたのであまり気にならなかった。『頑張れ』というのは声援。そこはプラスにとらえてやっていました」と振り返れるほどだ。

日本女子オープンでの最終日最終組入りについては、「すごく光栄」と胸を張る。昨年は師匠のジャンボこと尾崎将司に指導を受ける“姉弟子”の原英莉花が、このタイトルを手にした。一方プロ1年目だった西郷の昨年大会は、47位タイ。当時のことは「自分もまだまだで、上のことを考える余裕がなかった」と振り返るが、わずか1年後の栃木で原に続くジャンボ軍団の“連覇達成”にも大きく近づいた。

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