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若林舞衣子は“ママさん初V”逃すもサッパリ ライバルを祝福「堀さんが素晴らしいプレーをした」

若林舞衣子は“ママさん初V”逃すもサッパリ ライバルを祝福「堀さんが素晴らしいプレーをした」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2021年7月11日 19時24分

勝者を称える若林舞衣子(右) ギャラリーを魅了したグッドルーザーだ
勝者を称える若林舞衣子(右) ギャラリーを魅了したグッドルーザーだ (撮影:佐々木啓)
ニッポンハムレディスクラシック 最終日◇11日◇桂ゴルフ倶楽部(北海道)◇6763ヤード・パー72>

史上6人目の“ママさんV”は、次に持ち越しとなった。2位に2打差の単独トップから出た若林舞衣子は、トータル14アンダーで並んだ堀琴音とのプレーオフ3ホール目に力尽きた。

堀奈津佳も妹の優勝にこの笑顔【大会フォト】

スコアだけ見ると、3バーディ・ノーボギーだが、若林にとっては「なかなかいいゴルフができない。ピンにもついてくれないし、ラッキーもあった」と決して思い通りのラウンドではなかった。前半では2バーディを奪ったが、後続の堀も6ホールで3つ伸ばす好スタート。一時は首位を奪われもしたが、後半12番でのバーディで堀に再び2打差をつけた。しかし、そこからパーを並べ続ける展開になり、14番から2連続バーディを奪った同組のライバルと首位タイでホールアウトを迎えた。

3ホールを戦った18番パー4でのプレーオフでは、「疲れちゃったんでしょうね。思うようにまっすぐ行ってくれなかった」とショットの狂いがさらに顕著なものに。最後のホールではティショットを左にひっかけると、セカンド地点は木がスタイミーな状態。インテンショナルフックで切り抜けようとするも、パーオンならず3オン2パットのボギーを叩いた。その直後、堀の初優勝を目の前で見届けることになった。

2019年4月に出産し、現在2歳の長男・龍之介くんが朝ごはんを食べる写真を見てコースへ。ツアー生活を支えてくれる夫や姉などに「優勝をプレゼントしたい」と恩返しを誓ったが、あと一歩及ばなかった。だが「きょうのことは忘れて次頑張ります。まだまだ足りないところがあると感じた。もっと練習もトレーニングも必要」とサッパリとした表情で話す。気持ちを切り替えて、次のチャンスを手繰りよせる。

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