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「みんなの期待を裏切りたい」 鈴木愛が描く復活優勝へのカウントダウン

「みんなの期待を裏切りたい」 鈴木愛が描く復活優勝へのカウントダウン

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2021年7月3日 19時44分

見えてきた復活優勝 カウントダウンは始まっている
見えてきた復活優勝 カウントダウンは始まっている (撮影:米山聡明)
資生堂 レディスオープン 3日目◇3日◇戸塚CC(神奈川県)◇6570ヤード・パー72>

「優勝までもうちょっと」と言えるところまでようやく来た。賞金女王となった2019年の「伊藤園レディス」以来、優勝から遠ざかっている鈴木愛が、首位と1打差の6アンダー・暫定2位タイと好発進。「今年は久しぶりに優勝する人が多い。私もその流れに乗りたい」と久々に景気の良い言葉が並んだ。

安田祐香は姉がキャディ やっぱり似ている!?

前半は決して納得できるものではなかった。「ショットは切り返しでリキんで左ばかり。パットは入らないのはいいとしてもショートしていた」。だが、13番パー5で2オンに成功、7メートルを沈めてイーグルとすると流れが一変。14番で6メートル、15番、18番は5メートルと長いパットを沈める“鈴木愛らしい”ゴルフでリーダーボードを一気に駆け上がり、「修正できたのがすごくよかった」と納得のホールアウトとなった。

昨年6月から始まった長いシーズン。なかなか思うような成績を残せず、「練習する意味ない」と自暴自棄になることもあったが、少しずつ手ごたえも出てきた。「今までは良い悪いが日替わりだったけど、続けて良くなった」。その裏には今年から掲げているテーマも大きい。「考えすぎて自分で自分のゴルフを難しくしていました。シンプルに考えるようにしています」。練習をすればするほどハマるワナ。簡単に考えることも復調の理由の一つだ。

また、この日の好プレーの裏にはこんな支えも。今大会では「中学生くらいから仲がいい」というプロテスト合格を目指している飛田愛理(とびた・えり)さんをキャディに起用。「担いでもらうのはジュニア時代以来だと思う。お互いのゴルフも良く知っているからやりやすい。楽しかったですね」と前半、気持ちが萎えそうなところでも「パッティングもそのうち入るよ」と励ましてもらい、後半の猛チャージにつなげた。

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