■海外でこのゴルフが通用するのか期待
昨年はアマチュア優勝を果たし、最終戦の「JLPGAチャンピオンシップリコーカップ」で2位に入った古江。今年は「狙っていると思います」と辻村氏。いや、「昨年も狙っていたと思います」と訂正する。
今年2月に宮崎合宿で、会場の宮崎カントリークラブを訪れたときのこと。「古江さんがいたんです。もう、そこで練習しているんだな、と思ったのを覚えています。距離はないけどすごく正確性が試されるコース。狭いホールでもプレッシャーがなく打っていける。今年も狙っているでしょう」。いまの勢いとプレースタイルにはまるコースで、確実に優勝候補の一人になるだろう。
最新の世界ランキングでも30位に上がった古江。まずは12月の「全米女子オープン」の出場権が下りてくるのは確実だが、辻村氏も海外でのプレーが楽しみと話す。「爆発力というのはパワーだけではないんです。安定感とショートゲームが上手い人が爆発するんです。いまの古江さんのこのゴルフがどこまで通用するか楽しみですね。このゴルフが通用すれば、いままでの考え方を覆すことになります」。
プラチナ世代を代表する古江の快進撃が海を渡る日も近そうだ。
