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タテヨコ自在のアイアン、グリーン上のイマジネーションも抜群 西村優菜の勝因はルーキーらしからぬ“技”と“心構え”【辻にぃ見聞】

タテヨコ自在のアイアン、グリーン上のイマジネーションも抜群 西村優菜の勝因はルーキーらしからぬ“技”と“心構え”【辻にぃ見聞】

配信日時:2020年11月3日 16時54分

「クラブの重さもうまく使っていると思います」。無理に打つそぶりはなく、自然とできているのが強みだと辻村氏は続ける。「その結果、打点のズレがなくなり、コントロールが自然とできている」。ツアー初優勝がかかる緊張を感じさせないプレーには辻村氏も舌を巻く。「スタッツを見ると、パーオン率は19位ですが、シーズン当初の不調を考えれば実質トップ10にいてもおかしくない。パー3の平均スコアも9位で、パー4は11位。つまり、アイアンショットでスコアをつくっています」。

■アマチュア時の驚きエピソード グリーン上にも強さの秘密

ショットがいい選手は大勢いるが、それだけでは優勝には届かない。「パーオンホールでの平均パットが7位というのも大きいです」。入れごろ外しごろの距離を決め続けた西村。辻村氏が覚えているエピソードが一つある。昨年6月の「リゾートトラスト レディス」で松森彩夏のキャディをしていた辻村氏は、2日目に同組でプレーしていた当時アマチュアの西村の動きに注目していた。

「プレーしているグリーン上で、次の日のピン位置を考えて、どこに打とうかということを考えているように見えました。傾斜の上に立って、どこが低いポジションなのかを読んでいたんです。先のことまで考えている、そんなアマチュアはあまり見たことがなかったですし、考える力があるのだなと思いました」

高速で傾斜もきつく、砲台グリーンの三菱電機レディスでパット数は「26」、「30」、「26」と、安定感は抜群。加えて西村自身も強みとしている現在3位につけるフェアウェイキープも機能した。「ラインを読む姿もそうですし、見ていて入りそうな感じが出ています。パットのイマジネーションがありますね」。

見事というほかないプレーで優勝をたぐり寄せた西村。2000年度生まれのプラチナ世代では古江彩佳に続く勝利となった。「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」では7位タイ、「富士通レディース」で4位タイ、そして今大会で優勝。「3試合ともにタフなセッティング。そこで結果を出すというのは、ゴルフ力の高さだと思います。自分のテンポをずっと守っていたし、マネジメントもうまかった。これからも楽しみです」。20歳の快進撃は始まったばかりだ。

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