アイアンはヘッドだけでなくシャフトも日本シャフトのプロトタイプを使う。日本シャフトの女子ツアー担当の石橋良一也氏に聞くと、「昨年まで『モーダス105』を使っていたのですが、しっかり振らないといけないので、もう少しやさしい感じにしたいとリクエストをもらいました。いろいろとテストした結果、『NS1050』のフィーリングが良かった。しかし少し重く感じるとのことだったので、『NS1050』をベースに重量を少し落としたものを作りました」と教えてくれた。ヘッドに加えシャフトも調整したことで、笹生好みのアイアンに仕上がっている。

「デサントレディース東海クラシック」の2日目の競技の後に行われた恒例のドラコン大会では、アゲンストの中で270ヤードを記録。前年チャンピオンの穴井詩を抑えて見事ドラコン女王に輝き、改めて圧倒的な飛距離を示した。来年まで続く今シーズンはまだ始まったばかりだが、規格外のプレーを見せる19歳が、今後もツアーの中心になっていきそうだ。

【笹生優花のクラブセッティングと番手別キャリー】
1W：M5　9度　IMIDE AND SUNS Prototype　250〜260y
3W：MAVRIK Sub Zero　15度　Diamana ZF60（X）　220〜230y
5W：MAVRIK Sub Zero　18度　Diamana ZF60（X）　215y
4U：MAVRIK　20度　N.S.PRO MODUS3 Hybrid G.O.S.T. （TS）　200y
5I：MIURA TC-101　N.S.PRO MODUS3 Prototype　180y
6I：MIURA TC-101　N.S.PRO MODUS3 Prototype　170y
7I：MIURA TC-101　N.S.PRO MODUS3 Prototype　160y
8I：MIURA TC-101　N.S.PRO MODUS3 Prototype　150y
9I：MIURA TC-101　N.S.PRO MODUS3 Prototype　140y
PW：MIURA TC-101　N.S.PRO MODUS3 Prototype　130y
48度：SM8（10F）　N.S.PRO MODUS3 TOUR 105（X）　117y
56度：SM8（08M）　N.S.PRO MODUS3 TOUR 105（X）　85y
60度：SM8（08M）　N.S.PRO MODUS3 TOUR 105（X）　75y
PT：Piretti Prototype