ジャンボも驚いた! 笹生優花のドライバーショット【連続写真】
ドライバーはテーラーメイドの『M5』を使用。ロフトは10.5度だが、ロフトスリーブを動かして9度に。また、可変式の2つの重りをどちらもフェース寄りにもってくることで、浅重心で低スピンのボールが打てるように工夫している。女子プロでは、ボールをやさしく上げるために、重りを後ろに移動して重心を深くすることはあっても、フェース寄りに重心を浅くすることはほとんどない。まさに飛ばし屋の笹生ならではのドライバーと言えるだろう。ただ、笹生本人は「ウッドの契約をしているわけではないので、替えたいと思ったら来週にも替わっているかもしれません」と笑う。
ドライバーのシャフトには『イミドアンドサンズ Prototype』を装着。これは師匠でもあるジャンボが使用しているシャフトを試してみたところ、良かったのでそのまま使っているという。イミドアンドサンズの担当者に確認すると、「確かにジャンボさん用に作ったモデルです。その後、笹生プロをフィッティングをしたら、本当にシャフトが合っていることも分かりました」と認めた。どんなシャフトなのだろうか。「55.7グラムの中元調子で、フレックスはSX相当です。このシャフトの特徴はフレックスが硬いのに、トルクが5.0と大きいこと。トルクを大きくすることでフェード、ドローを打ち分ける操作がしやすくなるんです」と教えてくれた。
■アイアンはヘッドもシャフトも完全笹生仕様
アイアンは三浦技研の『TC-101』を使用。市販のヘッドをベースに、笹生の好みに合わせて削りを入れてもらっているプロトタイプのヘッドに仕上がっている。どんなヘッドが好みなのか? 笹生本人は「ヘッドの形状はクラシカルなタイプが好みです。私は左に引っかかるのが嫌いなので、ライ角を標準よりフラットに調整してもらっている。左を気にせず、安心して振っていけます」という。
