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コロナ禍から得る豊かな人生【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

コロナ禍から得る豊かな人生【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

配信日時:2020年8月25日 19時00分

試合をしたい、という思いは女子プロを強くする(代表撮影/鈴木祥)
試合をしたい、という思いは女子プロを強くする(代表撮影/鈴木祥)
『コロナ禍の環境に学ぶ 自粛を経て記録向上』(47NEWS 地方紙と共同通信のよんななニュース)。こんなタイトルのコラムに、大きくうなずき、何度も読み返した。陸上400メートルハードルのオリンピアン、為末大さんが書かれたものだ。

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「陸上の世界でも大会が中止になっているが、中高生を中心に新記録が続出している」という状況を分析している内容のものだ。元々、日本は練習過多だったのがコロナ禍によって抑制され「競技をしたくてしょうがない」状態になったこと。一定期間、競技と離れたことで体がリフレッシュされ、いい状態でトレーニングや練習ができることなど、いくつかの理由が挙げられている。ケガのリスクも減っていると言う。

どの競技においても、日本のスポーツ界はいつまで経っても“スポ根“体質から抜け出せない。ゴルフの世界も例外ではない。

トップアスリートになるためには、人並み外れた練習をしなくてはならないのは当然だが、故障するまでやるのが正しいとは決して言えない。特に、体が出来上がらない子供のうちからの練習過多は、選手生命だけでなく、将来の日常生活にまで影響を及ぼす故障につながる場合もある。指導者(時には保護者)が、これを強要する例は枚挙にいとまがない。

ジュニア時代からひたすらゴルフばかりして、故障しやすい体になってしまう選手は少なくない。トレーニングを取り入れていると言ってもなお、プロになる頃にはすでに故障を抱えている選手が珍しくないほどだ。

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