飛ぶフェードが帰ってきた! 渡邉彩香の最新ドライバーショット【動画】
渡邉と言えば、250ヤードを軽く超える飛距離が魅力。ドライビングディスタンスではトップ10の常連だった。しかし、昨年のドライビングディスタンスは238.19ヤードで42位と、得意のショットに迷いが見られた。そこで原点回帰。今年キャディバッグに入れたドライバーは、15年に獲得賞金1億円を突破した“オレンジヘッド”のブリヂストン『J015』だったのだ。
「自分が良かった頃のドライバーでQTに臨みたい」と、渡邉は昨年のQTから『J015』を再び使い出した。ブリヂストンゴルフのツアーレップ、阿部貴史氏は「一昨年、昨年と不振にあえいだ中で、ドライバーは試行錯誤を続け、やりつくした感がありました。プレーに集中してもらうためにも、チームブリヂストンとしてJ015を使ってもらうことにしました」と経緯を語る。
その決断が功を奏し、QTは19位で出場権を得ることができ、今年の復活優勝へとつながった。スイング改造との相乗効果で飛距離も戻ってきている。メーカーとしては、最新のドライバーを使ってもらいたいところだが、旧モデルの使用を後押しすることは珍しい。渡邉の復活を信じ、並々ならぬ期待をかけていることが伺える。
■アイアンは2種類のモデルの“コンボ”
アイアンは4番〜6番が『TOUR B X-CBP』、7番〜PWまでは『TOUR B X-CB』を組み合わせている。『X-CBP』はポケットキャビティ構造となっていて、ミスヒットに対しての許容性が高い。形状も大きめで安心感のあるモデルだ。一方の『X-CB』は操作性に優れたモデル。つまり、ミドルアイアンはよりやさしく、ショートアイアンはコントロール性を重視したクラブ選びをしているのだ。

