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渡邉彩香の復活劇で思い出した、イ・ボミの言葉【現場記者の“こぼれ話”】

渡邉彩香の復活劇で思い出した、イ・ボミの言葉【現場記者の“こぼれ話”】

配信日時:2020年7月5日 11時30分

スイングは比較できないと話したイ・ボミ
スイングは比較できないと話したイ・ボミ (撮影:佐々木啓)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界各国で中止が余儀なくされているゴルフトーナメント。国内女子ツアーは「アース・モンダミンカップ」で開幕することができたが、次戦の見通しは立っていない。そんな状況のなか、少しでもツアーに思いを馳せてもらおうとツアー取材担当が見た選手の意外な素顔や強さの秘訣、思い出の取材などを紹介。今回は1年前のイ・ボミのとある言葉を紹介する。

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国内女子ツアー開幕戦となった「アース・モンダミンカップ」で優勝したのは渡邉彩香プロでした。とりわけ目立ったのが、持ち味である豪快なショットが復活したことです。そんなショットについて優勝会見で聞かれたとき、渡邉プロが「スイングを1から見直して、直しました」と話す姿を見たときに、1年前のイ・ボミプロのある言葉を思い出しました。

それは「資生堂 アネッサ レディス」3日目を終えたときのこと。ボミプロはこの大会で2年ぶりにトップ5に入り、後にシード復活を果たすのですが、このときは7位タイ。まだ予断は許さない状況でした。そんなときに記者から「昔のスイングを100%だとしたら、今はどのくらいですか?」という質問を受けました。すると、こう返すのです。

「いいときのスイングと今のスイングは違うので、比べられないです」

スイングを悪くしようとして、変える人はいません。今よりも良くしようとどこかを変える。最初は微調整かもしれない。でも、そこからさらに直そうと微調整を繰り返していくうちに、悪くなることもままある。だからといって、いいときに戻そうとしても…、ゲームのように「はい、リセット」とはなりません。

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