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“最終日”は中止で予備日を使用 なぜ今季初戦は54ホールで成立しないのか

“最終日”は中止で予備日を使用 なぜ今季初戦は54ホールで成立しないのか

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2020年6月28日 12時00分

トップの田中瑞希 勝負は翌日に持ち越しに
トップの田中瑞希 勝負は翌日に持ち越しに (撮影:GettyImages/JLPGA提供)
アース・モンダミンカップ 最終日◇28日◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6622ヤード・パー72>

国内女子ツアー開幕戦の「アース・モンダミンカップ」4日目の競技は、悪天候のため29日(月)に順延となった。予備日が適用され30日(月)に今季最初の優勝者が決定する。だが、ここでひとつ疑問が浮かぶ。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の規定では54ホールでも競技が成立するのになぜ予備日が使用されるのかということだ。

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JLPGAの規定には『3日間競技の競技成立ホール数は27ホールとし、4日間競技(公式競技は除く。)の競技成立ホール数は36ホールとする』とあり、今大会はすでに競技としては成立している。これまでも2017年の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」のように、最終日が中止となって54ホールの短縮競技となった4日間大会もあった。

では、なぜ短縮競技とならず予備日を使用して72ホールを行うのか。それは、予備日の設定の仕方がほかの大会と異なるからだ。簡単にいえば、JLPGAの主催・公認競技には予備日の設定の仕方には基本的には2パターンで、「競技成立のための予備日」と「規定ホール完遂のための予備日」がある。これに踏まえて、どう使うかは主催者とJLPGAが決めるものとなっており、今大会の場合は後者というわけだ。

予備日の使用方法について議論が巻き起こったのが、2013年に恵庭カントリー倶楽部で行われた「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」。最終日が悪天候のため中止、72ホール行うことができず54ホール競技となり、首位で並んでいた比嘉真美子とイ・ボミ(韓国)のプレーオフが行われることとなってしまった。

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