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緊張する場面ではどうしたらいい!?  “ゾーン”に入った時の感覚とは【内川聖一×福田真未・異色対談】

緊張する場面ではどうしたらいい!?  “ゾーン”に入った時の感覚とは【内川聖一×福田真未・異色対談】

配信日時:2020年6月16日 08時00分

内川:基本的に僕って弱いと思っている。決してチャンスでわくわくして打席に入ったこともないし、どちらかというと「ここで打たなかったら相手に流れがいくな…」とか「打たなかったら、また打たなかった、と思われるんだろうな…」とか、どちらかというとマイナス思考のほうが強い人間。だからこそ、いろんなところからプラスになるものを探したりだとか、いろんなことをやってみたいという方向に考え方が向いているかもしれない。

どちらかというと、「チャンス、嫌だな。怖いな」とか「打たなかったら嫌だな」とか思う気持ちに嘘をつかないことが大事だと思う。そこに嘘をついて、それを隠して、「よっしゃ! いこう!」というのを無理矢理覆してしまうようなことはしたくないので、むしろ嫌だ、打席入りたくないなって正直に思いながら打席に立っている。その瞬間瞬間のその自分の感情、感じることが一番大事だと思っているので、その感情に打ち勝って打てた時というのはやっぱりうれしいし、ホッとする。その繰り返しかな。福田プロは優勝争いしているときはどうだった?

福田:私は1勝目と2勝目で勝ち方が全然違っていて。さっき言ったように初優勝の時は緊張の連続だったのですが、2勝目のときは本当に自分に自信を持ってやれました。もちろん緊張する場面もたくさんあったんですけど、なんか私は逆に“自信家”になっちゃってラウンドする! みたいな感じで。「もう、無敵!」みたいな感じでした(笑)。最後まで「自分はできる」という気持ちで回っているので、緊張はあまりしなかったです。でも初優勝は本当に緊張しちゃって、もう怖かったんです。開き直ってやるしかない! という感じでも緊張を止められなかったです。全然違いますね。

内川:今ちょうど話にでてきたけど、緊張ってどう思う?

福田:緊張をしないと集中があまりできないと思いますね。だけど、極度の緊張はやっぱりすごい。ゴルファーだけでなく、野球選手もそうだと思いますが、そういう場面に来た時にあるじゃないですか。「うぅ…」って。そういう気持ちを経験できるのは、そういう場面じゃないとできない! と思って、感謝しながら回るという気持ちもありますね。

内川:「緊張しています」って言うとさ、「大丈夫だよ! いつもやってきているんだから!」とか、「落ち着け、落ち着け」みたいな声をもらうことが多いじゃん? 「普段通りやれば大丈夫だ」みたいなこと言うんだけど、「普段通りじゃないから緊張してるんだし! こっちは!!」というのが正直な感想なのね。

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