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原英莉花のウッドはハード系なのにアイアンはやさしい 1年間戦うためのジャンボの教え

原英莉花のウッドはハード系なのにアイアンはやさしい 1年間戦うためのジャンボの教え

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2020年5月16日 08時15分

■やさしいアイアンを使う理由は?

3本しかないウッド類の代わりに多く入っているのがアイアンだ。アイアン型のUTを含めれば8本も入っている。注目すべきは同じミズノのアイアンを使う申ジエ(韓国)や吉本ひかるらが使うミズノプロのセミキャビティの5シリーズではなく、同じミズノプロでもやさしいポケットキャビティ構造の9シリーズの『920』を使用していることだ。

「原プロはパワーもありますし、アイアンが得意な選手ですから『520』を打てないことはないです。ただ、『1年間戦うためにはなるべくやさしいクラブの方がいい』というジャンボさんの影響があると思います」

アイアンは今年のオーストラリアからのバッグイン。オフに様々なシャフトを試して初戦へと臨んだが、「テストでは良かったのですが、試合では少しハードに感じたようです」ともう少し調整が必要なようだ。それでも「日本ツアー開幕前に分かったのはすごくよかったです。フィードバックがあるのとないのでは全然違います」とシャフトを番手ずらししてみたり、少し柔らかくしたりと開幕に向けて様々な調整をしている。

■数字が良くても感覚が合わないと使わない

クラブに対する知識が豊富で、こだわりが強いという原。大事にしているのは「ドライバーからウェッジまで同じ感覚でスイングできること」だという。「原プロはこちらが“こう調整したから、こういう球が出るだろうな”と意図した球がしっかりと出ます。クラブの性能が如実にショットに出るタイプといえます。その中で僕らが見ていて良いと思っても、自分が思った球が出ていないと替えません。数字だけでなく感覚も大事。それだけクラブに対する要求が高く、こちらが勉強になる部分も多々あります」

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