クラブハウス内のコンペルームでささっと筆をとる渋野プロ。下書きなどもなく、まずは半紙の大きさを見て字を書くスペースを数秒で見極め、一気に書き始めました。そしてわずか数分でできあがったのが写真の一枚。ゴルフと一緒で、ためらいのない書きっぷり。お見事としかいいようがなく、その場にいた者全員が感心したのを覚えています。
常に笑顔でいることは誰もができないこと。渋野プロも笑顔だけでなく、怒りや不安を表情に出すこともあります。ですが、やっぱり渋野プロの笑顔は見ているこちらも幸せになるほどの力を持っています。そして、笑顔でいることが福をもたらす。まさに、昨年の渋野プロの活躍の通りです。
いまだ開幕が見えないなかで、トレーニング中心の調整を重ねていると聞いています。習字のように思い切りのいいゴルフと、ファンも待ち望むあの笑顔を、早くコースで見たいものです。(文・高桑均)
