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「3パットをなくしたい」 小祝さくらは2センチ幅の金属の板で“1メートルの真っすぐ”に強くなった

「3パットをなくしたい」 小祝さくらは2センチ幅の金属の板で“1メートルの真っすぐ”に強くなった

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2020年3月24日 12時00分

持ってみると思ったよりも重くて硬い
持ってみると思ったよりも重くて硬い (撮影:福田文平)
2018年、19年シーズンの賞金ランキングはともに8位と、黄金世代の中でも抜群の安定感を誇る小祝さくら(他に黄金世代で2年連続トップ10に入っているのは勝みなみで、9位と10位)。その成績はホームセンターで買った「細い金属の板」が支えていた!?

これが金属の板に乗せて転がす練習風景【写真】

「最初は3パットが多いのが理由で始めたんですよ。1メートルくらいの距離を外してばかりだったので」と言う小祝は、真っすぐなラインを探して1メートルの金属の細い板をカップに向かって置く。その端にボールを乗せて、2センチ幅の金属の板から落ちないようにカップインさせる練習を始めた。

見ているとかなり難しそう。この練習を半年以上続けている小祝でも、ときどきレールの上からボールが落ちてカップを外れる。「レールの上を転がす練習器具も売っているんですけど、太くて簡単すぎて意味がないので難しくしたんです」と小祝は言う。

金属の板はコーチの辻村明志氏が「最低でも1メートルを直線で打てるというのは基本として持っておきたい」と近所のホームセンターで買ってきた。値段は1000円ちょっとくらい。持たせてもらうと思ったよりも重くて硬い。「安くて軽いやつだと曲がっちゃう」らしい。チーム辻村の吉田優利や阿部未悠も同じ金属の板で練習をしている。

「乗らないときは、上がる方向がインになっていたり、リズムが早くなっていたり、いろいろ理由がある。毎日絶対やるようにしています」と、パッティングの調子のバロメーターとなっている。最初は「10球連続で入るまで」と決めていたが、「本当に終わらなくて、今はこれでいいかなと思ったらやめます」。試合の日の朝も必ず行うが「ものすごく乗らない日はすぐにやめます。スタート前にイメージが悪くなってしまうので」。

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