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稲見萌寧はギャップ萌え!? 岡山絵里の切れ味はまさに職人【翔太のスタッツ大予想】

稲見萌寧はギャップ萌え!? 岡山絵里の切れ味はまさに職人【翔太のスタッツ大予想】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2020年2月4日 12時13分

気持ちで調子を上げるタイプという稲見萌寧
気持ちで調子を上げるタイプという稲見萌寧 (撮影:岩本芳弘)
新シーズンの開幕まで約1カ月。試合がないのは寂しい限りだが、オフのトレーニング情報などから、どんなシーズンになるのかと思いを巡らせる楽しい時期でもある。そこで2019年の数字を参考にしながら、色々なスタッツで注目すべき選手を紹介。昨年初シードを獲得した大西葵の兄で、青木瀬令奈のコーチ兼キャディを務める大西翔太氏に今季の女子ツアーの行方を予想してもらった。今回はパーオン率について。

大西翔太氏絶賛の岡山絵里のスイング【連続写真】

昨年、2017年の日本ツアー参戦からずっとパーオン率1位を守っていたイ・ミニョン(韓国)さんが首位の座から陥落しました。代わりに1位となったのは昨年大ブレイクを果たした稲見萌寧さん。78.2079%という数字はお見事というほかありません。

何がすごいって、ぶっちゃけて言わせてもらうと、練習日にドライビングレンジで見ているとそうでもないんですよ。結構ダフったり、トップしたりとかもする。正直、「本当にこの調子で試合大丈夫なのかな?」と思うときもありました。でも、いざ試合になったら素晴らしい(笑)。「昨日までのあの球どこに行った!?」という感じです。ガッツがあるタイプということでしょう。

試合への持って行き方がフル参戦初年度とは思えないくらいうまいんです。日曜日にピークを持ってくるようなタイプだと思うんですよね。技術面がどうこうというよりも練習日とキレが全く違う。火曜日から日曜日にかけてグーッと上がっていって、また月曜日にガーンって下がる。そこから毎回上がってくるプレイヤー。正直、理解の範ちゅうを超えているところがありますね。調子が悪いところから気づいたら優勝争いをしていることもままありましたから。稲見さんのそういった「ギャップ萌え」なところ、日増しにギアが上がっていくところに注目してもらいたいですね。なかなかできることじゃありません。

パーオン率、すなわちアイアンショットの精度の高さですが、技術の面で注目してもらいたいのは岡山絵里さんです。僕は彼女を職人だと思っています。球を捌(さば)くのがとてもうまいんです。

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