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全英後4カ月の喜怒哀楽 渋野日向子、「葛藤」からの「吹っ切れ」

全英後4カ月の喜怒哀楽 渋野日向子、「葛藤」からの「吹っ切れ」

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2019年12月2日 07時50分

激動の1年を終えた渋野日向子 その笑みに拍手
激動の1年を終えた渋野日向子 その笑みに拍手 (撮影:村上航)
<LPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 最終日◇1日◇宮崎CC(宮崎県)◇6535ヤード・パー72)>

締めくくりの記者会見で繰り返し語った「感謝」、「支え」。渋野日向子のツアー1年目は、思いがけない全英制覇とともに喜怒哀楽にあふれる終盤4カ月に突入。最後は「楽」のバーディ締めで幕を閉じた。

渋野と鈴木は最後にガッチリ握手【写真】

2017年の秋に現コーチの青木翔氏と出会い、スイング、練習法、マネジメント、何から何まで新しいエキスを注入。才能は瞬く間に開花し、18年7月には2度目のプロテストで晴れて正会員となり、今季のサクセスストーリーにつなげた。

昨年末のファイナルQTで40位に入り前半戦の出場権は得たが、開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」は出場がかなわず。シーズン2戦目の「ヨコハマタイヤPRGRレディス」が正会員後のレギュラーツアー初出場となったが、ここでいきなり優勝争いに食い込み最終日最終組の枠を射止めた。鈴木愛に屈したが、「この試合は大きかった」と青木コーチは振り返る。年間の目標としていたシード権獲得に近づく第一歩を踏んだ。

4月の「KKT杯バンテリンレディス」では初日最下位からの大逆転予選通過。「ここで何かをつかんだのではないか」(青木氏)とまたしても注目を集め、翌週の「フジサンケイレディスクラシック」では自己最高の2位。そして2週後には「私でいいんですかね?」の名言を残し、メジャー大会の「ワールドレディスサロンパスカップ」でツアー初優勝を飾った。

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