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“本当のプロ”になれた大会が開幕 上田桃子は米再挑戦に…「勝ったら考えるかも(笑)」

“本当のプロ”になれた大会が開幕 上田桃子は米再挑戦に…「勝ったら考えるかも(笑)」

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年11月7日 17時35分

TOTOジャパンクラシック 事前情報◇7日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659ヤード・パー72>

昨年大会で、優勝した畑岡奈紗を最後まで追い詰めて2位フィニッシュ。三重県の近鉄賢島カンツリークラブで行われた前身大会(ミズノクラシック)で2007、11年大会と2度の優勝を挙げている上田桃子が、思い入れの深い大会に今年も臨んでいく。

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開幕2日前に行われたプロアマや、練習で今年のコースの仕上がりを確かめた上田は、「去年よりもグリーンが止まりそうだし、スピードも今年の方が重そう」と優勝争いを繰り広げた昨年との違いを感じ取った。それを踏まえ、今年の優勝スコアは「1日5アンダーは欲しい」と15アンダーに設定。「私のなかでは、まず去年の12アンダーを上回れるようにしたい」という目標を掲げた。

上田にとってこの大会は、特別なもの。自身のなかで、「プロにはなったのはプロテストを通ったからだけど、ここで勝ったことで“本当のプロ”になれた」という“第二のスタート地点”でもある。大会1勝目を挙げた07年には年間5勝を挙げ、05年のプロ転向から3年目にして初の賞金女王の座についた。そして翌年からは米ツアーに参戦。最高峰の舞台で6年間戦うきっかけになった大会だ。

当時、『この大会に勝って米国行きを』という野心を持って戦っていたのかと聞いてみると、そうではなかった。「私は“人生なるようになる”と思っているんですが、この大会で勝ってアメリカにいけることになった。“なるようになる”というのは、こういうことなのかなって。“行くようになっていた”、そう思いました」。あくまでも米国に渡ることになったのは結果論で、「当時はアニカ(・ソレンスタム)、カリー(・ウェブ)、ロレーナ(・オチョア)みたいにカリスマ性のある選手たちと、一緒にプレーできるという喜びを感じながらプレーしていました」という気持ちが大きかった。

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