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国内女子ツアーで追加シード新設 来季からメルセデス・ランキングもシード対象へ

国内女子ツアーで追加シード新設 来季からメルセデス・ランキングもシード対象へ

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年10月12日 12時13分

活況の女子ツアー 制度改革に乗り出す小林浩美会長と今季大ブレイクを果たした渋野日向子
活況の女子ツアー 制度改革に乗り出す小林浩美会長と今季大ブレイクを果たした渋野日向子 (撮影:岩本芳弘)
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が、来シーズンから現在の賞金ランキングだけでなく、メルセデス・ランキングの順位もシードの対象とすることで動いていることが分かった。

アン・シネ、まずは出場権を目指す【写真】

関係者の話をあわせると、これまでは賞金ランキング50位以内の選手が翌年1年の出場権、同51位から55位の選手に前半戦出場権が付与されているが、来季からはこれに加えてメルセデス・ランキングの50位以内にも翌年の出場権、同51位から55位の選手に前半戦出場権が与えられる見込みだという。ちなみに、米国男子ツアーでは各試合の順位によって与えられるフェデックスカップポイントによってシードだけでなくプレーオフシリーズへの出場が決められているが、国内女子ツアーは、まずは賞金ランキングと併用してメルセデス・ランキングをシード選手枠として活用する可能性が高い。

メルセデス・ランキングとは国内女子ツアー競技の各大会での順位や出場ラウンド数をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を評価するランキング。年間1位でLPGAメルセデス最優秀選手賞に輝いた選手には翌シーズンから3年シードが付与されるが、1位以外の選手に恩恵が少なく、深く浸透しているとはいえない実情もあった。

今回の制度改革で、出場試合数も加味されるためシードを獲得する選手が大幅に増える可能性は十分にある。昨年実績に当てはめるとシード圏外の選手でメルセデス・ランキング50位以内の選手は武尾咲希、笠りつ子、藤田さいきの3人。54位の野澤真央、55位の金田久美子は、賞金ランキングでは56位以下で、前半戦出場権を得ていなかったが、メルセデス・ランキングで権利取得ができたことになる。数自体は多くはないが、シード選手、前半戦出場権を持つ選手が増える確立は高いといえそうだ。

今回の件に対しLPGAは「12月に発表させていただきます」とだけコメントしている。

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