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ラグビーの今後の課題は「普及活動」 女子ゴルフはシブコ、古江効果をどう生かす?【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

ラグビーの今後の課題は「普及活動」 女子ゴルフはシブコ、古江効果をどう生かす?【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2019年10月22日 19時05分

ワールドカップで急にラグビーを見始めた“にわかファン”について、ネットでは様々な意見が飛び交っている。だが“にわかファン”が増えたときこそ、競技を広める絶好のチャンスだ。誰にでも最初の一歩はある。“にわかファン”をできるだけ増やし、それを本物の応援団にする。少子化でどうしても競技同士が子どもの取り合いになる。そこで選ばれるためにはどうしたらいいか。特にラグビーのような激しいコンタクトのあるスポーツは「危ないから」と過保護度の増す保護者から敬遠されてしまうこともある。それでも、保護者がその競技を知り、ファンであれば話は違ってくるだろう。

高度成長期、まちがいなく日本で一番人気のあった野球人気がサッカーにとってかわられた裏には、まちがいなく業界のおごりがあった。時代が変わったことにも気づかず、スポーツ刈りどころか坊主頭が当たり前の中学、高校野球部。それが嫌で他のスポーツを選んだ人間は、そこら中にいる。地球温暖化で熱中症の危険が叫ばれる真夏に、甲子園での戦いが続けられている矛盾もその一つだ。プロとアマの関係についても、見直すのが遅かった。日本という井の中の常識にとらわれ、より広い世界に出ていく者が出てくるのにも時間がかかった。メディアがチームを持つことで報道とはとてもいえない伝え方をしているのは、今も変わらない。

これに対して、後発のサッカーは、Jリーグ発足時から地域に根ざした発展を計画し、世界との行き来も活発で、今では代表選手の多くが他国のチームに所属している。

他のスポーツはどうだろうか? プロとアマの世界があいまいになる中、それぞれが悩みを抱えている。ゴルフの世界もきちんと論議しなければならない根本的なことがたくさんある。

女子ツアーに限っていえばどうだろう?現在、人気があるのは、いうまでもない。ラグビー日本代表の言葉から学べるものがあるだろうか。

女子スポーツの世界で、プロとして稼げる種目は男子以上に限られる。それもあって早い時期からプロゴルファーを目指す子どもも多い。その一方で、費用が多くかかることや、ゴルフ場へのアクセスの悪さなど、楽しくプレーするスポーツとしてはハードルが高いのも事実。競技人口は減少の一途をたどっている。

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