似てますか?カップを掲げる柏原親子
■大柄選手の「ショットがうまい」イメージとは真逆「持ち味は小さいもの」
フェアウェイキープ率は約53%の97位。パーオン率も約63%の81位。間違ってもショットメーカーという呼び方ができないスタッツの中身だが、これが現在の柏原の数字だ。それでも今回は優勝を果たした。その勝因はずばり、「ショートゲームのうまさです」と辻村氏は断言する。
「グリーンをこぼしたものを拾う。実はオフの宮崎合宿で柏原選手の練習を見ることがあるのですが、ほとんどショートゲームの練習をしています。ショットはほぼ見ません。それも、単純なアプローチばっかりやっているんです。自分でもそこが支えだということを理解しているから、そこは外せないという思いがあるのでしょう」(辻村氏)
これに対して、柏原の答えはこうだ。
「私を支えているのはグリーン回りですね(笑)。先週はグリーンが硬いねとキャディさんと話していたんですが、外してもそこから拾えるから、そういう難しいコースの方が好きです」(柏原)
