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黄金世代からまた一人 淺井咲希から感じる“超バネ”を生かした飛ばしの才能【辻にぃ見聞】

黄金世代からまた一人 淺井咲希から感じる“超バネ”を生かした飛ばしの才能【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年8月27日 12時28分

特に辻村氏が注目するのが、インパクト時の“カカト”。「インパクトゾーンで地面を全力で蹴っていて、両カカトが浮くのですが、この動きがヘッドスピードを上げるポイントになっています。地面を力強く蹴って、それがヘッドの末端まで伝わることでヘッドスピードは上がります。地面を蹴らないピッチャーはいないのと同じことです」。

■天性の“飛ばし”の才能
淺井に飛距離を伸ばすため、何か特別なトレーニングをしているのかと聞いてみると、「今オフは、トレーニングに時間を割いていましたが、肩、胸あたりに筋肉がつき過ぎてしまい、打ちづらくなりました。それで今はやっていません」と、むしろ筋力を徐々に落としていることを明かした。トレーニングを行っていた高校時代のスイングスピードは46m/秒だったが、それをやめた今も43m/秒の水準は維持している。

「力強くて、下半身のバネがすごい。右からえぐるハイドローで、ボールも“グーン、グーン”と伸びがある。あの体であれだけ飛ばせるのは天性の部分も大きい。バネがあるという表現では足りない。“超バネ”があるといういい方をしてもいいですね」(辻村氏)。飛ばしの才能が、その小さな体には備わっている。

淺井は幼少期にバレエをやっていたのだが、その話を聞いて辻村氏は、“なるほど”とばかりにうなずいた。そして「スイングをするうえで、カカトではなく10本の指に重心がしっかりと乗っているのは大事なこと。バレエのように、指先を使って足の上下運動をする動きはゴルフに役立っているのかもしれませんね。ゴルフだけだったらあの飛距離は出なかったと思います」と続けた。

全英AIG女子オープン」を制した渋野日向子が、ソフトボールをしていたことは今となっては有名な話になったが、辻村氏は「ゴルフだけでは鍛えることができない部分を、他のスポーツで伸ばすのはとてもいいこと」と話す。淺井自身も、その効果を「関節が軟らかいので、それがスイングに生きている部分はあると思うし、何よりもケガをしないので、バレエ経験は役立っています」と話した。当然ながら「アスリートにとってケガをしないことも重要」(辻村氏)な要素だ。

■大旋風…黄金世代が黄金世代を育てる
「穴井詩選手のように、優勝する前には『勝ちそう』という雰囲気がありますが、淺井選手もそれが出ていましたよね。体は小さいけど、ゴルフのスケールは大きいです。秘めている能力を最大限に引き出せていますね」。とはいえ、まだ完成には至っていない。「ティショットはうまいけれど、まだアイアンなどには雑さがあります。あれだけ飛んで、あれだけ曲がらなければ、もっとセカンドショットでゲームを組み立てられます。アイアンの精度はまだ上げられるはずです」。こういって、さらなる成長を期待した。

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