藍「今年は自然体で」国内メジャーに挑む

＜日本女子オープンゴルフ選手権競技　事前情報＞◇29日◇大利根カントリークラブ(6,570ヤード・パー72)

　茨城県にある大利根カントリークラブで開催される、国内女子メジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」。開幕を明日に控え最終調整を行った宮里藍。この日はINコースのみのハーフラウンドを行い「晴れるとこういう感じなんだと思いましたけど、明日は雨なのでグリーンが予想つかないかな。スピードも天気次第だし…。どう転がっても冷静にできれば」と改めてメジャーの難コースに慎重な姿勢を見せた。

　昨年は予選で出遅れるも3日目、最終日と68を出し3位へと順位を上げて大会を終えたが「昨年は観てる人に恩返ししたいとかが強くて、自分のためにプレーできなかった」と悔やむ。「フィーリングはすごく良い。今年は自然体で出来ると思います」と肩の力を抜いて2005年以来5年ぶりの日本一のタイトルを目指す。

宮里藍、2005年以来の日本一のタイトル目指す


　横峯さくらは、「フンドーキンレディース」以降なかなか勝ちきれない状態が続いているが、最近の韓国勢の活躍ぶりに「(韓国勢の勢いを)止めるには成績も実力も必要。やっと自分の調子に戻ってきたので誰かが止めないといけないし、その1人になれるよう頑張ります」と闘志を燃やす。昨年プレーオフで宋ボベ(ソン・ボベ/韓国)に敗れたリベンジをかけ今季2勝目を狙いに行く。

　大会前日の今日はクラブハウスにて大会歴代優勝者などが出席する「チャンピオンズディナー」が開催され樋口久子LPGA会長、前年度優勝者の宋ボベらが顔を見せた。4日間競技となる日本女子オープンゴルフ選手権競技は明日開幕。初日は宮里藍が不動裕理、ヤニ・ツェンと同組で11時40分から1番スタート、横峯さくらは藤本麻子らと7時40分から10番スタートとなっている。