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経験を積んだから気づいた 原英莉花が感じた最終組の難しさ

経験を積んだから気づいた 原英莉花が感じた最終組の難しさ

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2019年8月18日 14時54分

またしても最終組で勝てず…試行錯誤の日々は続く
またしても最終組で勝てず…試行錯誤の日々は続く (撮影:佐々木啓)
NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日◇18日◇軽井沢72ゴルフ 北コース(長野県)◇6705ヤード・パー72>

「めっちゃ勝ちたいです」。首位と1打差につけた2日目、迷わず勝利への意欲を口にした原英莉花。最終日は単独首位の濱田茉優、同級生の渋野日向子との最終組で逆転優勝を目指したが、2バーディ・2ボギーの「72」とスコアを伸ばせず。トータル9アンダーの9位タイに終わった。

最終組から優勝者は生まれず…渋野日向子と健闘をたたえ合った原英莉花

「残念だけれども、まだまだでしたね。本当に」。2番パー5から連続ボギーと流れの悪いスタート。4番ティへ向かう前、悪い流れを振り払うようにとっさにボールをファンのもとへ投げた。「はじめてやりました。ファンのかた、大丈夫だったかな?」と苦笑したが、ファンにとってはそれもサービスのひとつとなったようだ。

しかし、流れが好転することはなかった。その後もリズムに乗れず。バーディパットがカップをかすめては横をすり抜け、カップに蹴られて入らずと、勝利の女神が原に微笑むことはなかった。

「最終組って、気持ちの持ち方が難しい。初めてのときは気づかなかったけど何回か経験してわかりました」。気持ちが強く入るあまり、空回りしてしまう。「欲をかきすぎてしまう。最終組こそ、安全にパーをとっていくような石橋を叩いて渡るようなプレーをしたほうが波に乗れるのかな」。攻めるのか、守るのか。自分にとってどっちがいいか見つからない。

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