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ショットメーカー同士の名勝負 勝負を分けた難易度10番目のパー5【記者の目】

ショットメーカー同士の名勝負 勝負を分けた難易度10番目のパー5【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年7月22日 07時35分

さらに小祝はラフからの2打目をまたしても右のラフに入れてしまう。バーディを狙うためにもせめて100ヤード前後に置きたいところだったが、ボールはかなり手前。バーディはかなり厳しい位置だ。

これを見てミニョンは勝機と捉えたに違いない。ここで並べば残り3ホールで一番難易度の低い18番(パー4)のピン位置は右の奥。フェードが持ち球のミニョンにとってはチャンスのポジションなのだから。

だが、ミニョンは2打目を左に曲げてしまう。ボールが止まった位置はフェアウェイではあるものの、目の前の木がスタイミーな状況。高さもあり上は超えられない。ピンは左から6ヤードに切られており、狙うとすればかなりのフックボールが求められる。生粋のフェーダーにとって最悪の場所だった。

結局、木の下を通すフックボールでなんとか花道から転がしたものの右奥のカラーへ。25m以上ある距離を2打でまとめたのはお見事だが、バーディは奪えず。かたや小祝もしっかりと3オン2パットでまとめてパー。ミニョンは追いつくことができずにその後の2ホールは互いにパー。小祝の逃げ切りで勝負が決まった。

勝負のあやはこの2打目にあったと思う。あくまで結果論だが、ここでミニョンが追いついていれば最終ホールまで分からなかった。17番のティショットを林に入れることもなかったかもしれない。そうすれば17番でもバーディを奪う可能性もあっただろう。もちろんその後にバーディを奪えたかどうかなど分からないが、追いつくところはここしかなかったように思う。

裏を返せば、そのくらいお互いがミスをしない名勝負だったということ。小祝が「ミニョンさんもすごくいいプレーをしていて。ずっと1とか2打差だったので気を抜けなかった。とにかく目の前のプレーに集中しました。最後までお互いにいいプレーができて良かった」と話せば、敗れたミニョンは「満足しています。本当に楽しい勝負でした。お互いに競っていて。人生で一番楽しいプレーでした」とまで言ってのけた。

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