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黄金世代の雑草組 7人目の優勝者・原英莉花が歩んだ初優勝までの道のり

黄金世代の雑草組 7人目の優勝者・原英莉花が歩んだ初優勝までの道のり

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年6月2日 19時04分

順風満帆ではなかった アマチュア時代から原英莉花の道のりを振り返る
順風満帆ではなかった アマチュア時代から原英莉花の道のりを振り返る (撮影:岩本芳弘)
<リゾートトラストレディス 最終日◇2日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ(静岡県)◇6560ヤード・パー72>

「リゾートトラストレディス」で原英莉花が涙の初優勝を挙げた。これでいわゆる黄金世代の優勝は7人目。たぐいまれなルックス、魅力的な飛距離、明るい性格に底知れない潜在能力…。原を形容するこれらの言葉からは、勝みなみや新垣比菜のようなアマ時代のタイトルやアマでのプロトーナメントでの活躍などエリート街道をどうしても想像してしまうが、これまでに歩んできた道のりは決して順風満帆なものではなかった。

母も「まさか…」 原英莉花が初優勝で歓喜の涙【写真】

ゴルフを始めたのは10歳の時。ゴルフ好きの母親に練習場へ連れて行かれたのがきっかけ。それまでにもテニス、卓球などを試したがハマらず。10歳上の兄と4歳下の弟は、テニスをやっているのだが、原自身は意外にも「球技はダメだな…ってなっていました(笑)」というなか、ゴルフには楽しさを見出した。

大会に出場し始めたのは11歳になって。「同じ世代の子でうまい子がいて。私は100とかなのに80くらいで回っていて」。さらに衝撃だったのはそのクラブ。「私はカーボンのジュニアのクラブなのにスチールのクラブを使用していて…。それで今まで以上に“飛ばしたい”と思ってちゃんと練習するようになった」。飛ばし屋の原点はここにある。

その後、地元神奈川にある湘南学院高校に進学。だが、優勝したのは「神奈川県アマチュア選手権大会(女子15歳〜17歳の部)」のみ。全国大会は「最高でも9位とか」と目立った成績はなかった。1年生のときに勝みなみが「KKT杯バンテリンレディス」でアマチュア優勝を果たしたが「(自分は)普通に高校生で、ゴルフと勉強をやっていました」。たまに全国大会に出ても「誰?という感じだったと思う」といった程度だったという。

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