＜パナソニックオープンレディース 最終日◇5日◇浜野ゴルフクラブ（千葉県）◇6566ヤード・パー72＞

最終日に雷雲接近のため2時間27分中断するなど長丁場の戦いとなった「パナソニックオープンレディース」は勝みなみが全美貞（韓国）とのプレーオフを制して、新元号令和となって初めての女子ツアー優勝者となった。

表彰式はこんなに真っ暗！優勝者がどこにいるか分かりますか？【写真】

勝負が決まったプレーオフ1ホール目。すでに18時を回っており、辺りは真っ暗で、勝負が長引けば翌日持ち越しの可能性も…という声もちらほら聞こえてくる状況。そんな18番パー5での戦いで、勝はティショットを残り202ヤードのところに置くと、5番ウッドを振り抜き2オンに成功。7mのイーグルパットは外れたがしっかりと寄せて、美貞がバーディパットを外したのを見届けるとこれを沈めて、激闘にピリオドを打った。

イーグルチャンスにつけたセカンドショットばかりに目が行きがちだが、ティショットも見逃してはならない。「かなり飛んでくれましたね。あそこに置けたから2オンできた」と勝が言うように、これがしっかり打てていなければバーディを獲ることはできなかった可能性が高い。

そのドライバーショットは昨年に比べて10ヤードも飛距離が伸びているという。「トレーニングの成果も大きいですが、新しいヘッドに替えたこと、そして自分に合うシャフトが見つかってくれたことが大きいですね」。昨年優勝した「大王製紙エリエールレディスオープン」では、『Z565』だったヘッドは、より飛距離性能の高い『Z785』に。また、シャフトはディアマナの『DF-50』にスイッチしたことが奏功した。