上原彩子、ダボのあとイーグル、エースで首位発進！

＜サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　初日＞◇10日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,499ヤード・パー72)

　兵庫県にある六甲国際ゴルフ倶楽部で開幕した、国内女子ツアー「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の初日。4アンダー首位発進となった上原彩子が、1試合でホールインワンとイーグルを達成し大きな話題を集めた。

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　INスタートの上原は11番でバーディが先行すると、14番パー5でもバーディを奪い、17番では3メートルのバーディパットを沈めて上位へ浮上。18番でボギーを叩くが、前半を2アンダーで折り返した。

　トラブルに見舞われたのは後半の2番。ティショットを右ラフに曲げると、セカンドはうまく脱出できず、3打目がバンカーにつかまり痛恨のダブルボギー。一気に貯金を使い果たしてしまった。しかし、イーブンで迎えた14番パー5で、残り47ヤードの3打目がそのままカップインしてイーグル奪取。｢マウンドになっていて(入ったところは)全然見えなかったが、ギャラリーの反応でわかりました｣キャディとのハイタッチで喜びを表した。
　
　勢いに乗った上原は、6番パー3で今度はホールインワンを達成。｢打った感じはすごく良くて、手前のバンカーを越えてきれいに入りました｣。5ヤード手前に落ちた上原のボールは、フックラインを描きそのままカップイン。キャディと2度目のハイタッチをかわし残りのホールはパーでまとめてホールアウトした。

　実は上原、2007年大会の3日目にも同じホールでホールインワンを達成している。そのときは思わずボールをギャラリーに投げてしまったが、今回は最後の9番まで使い続けた。それは昨年他界した父・美代志さんに報告するため。｢(昨年は)そのあと考えたら、なんで父にあげなかったんだろうと思って…｣。もうすぐ1周忌を迎える父に、勝ってWの報告をしたいところだ。