アマチュア選手の気持ちがわかるだけに　みなみちゃんのお姉さんっぷり【カメラマンの景色】

毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【大王製紙エリエールレディスオープン】。

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衝撃のアマチュア優勝から4年半。勝みなみがプロ初優勝を飾った。最終日はプロテスト合格の同期生、松田鈴英とアマチュアの上野菜々子。ラウンド中は意識し合ったのか、松田との会話はあまり見られなかったが、勝と上野はときおり笑顔で話すシーンが見られた。

そんなシーンが印象的だったと話す上山敬太カメラマン。「この写真は15番のティショット後、セカンド地点に向かうときのものです。勝選手と楽しそうに話す上野さん。あとから聞いた話では、いろいろな話ができて勉強になったといっていたそうです」と、年齢は2歳しか違わないものの、お姉さんぷっりを見せたという。

15歳のツアー優勝以来、第一線で活躍してきた勝。決して楽しいことばかりではなかったが、そんな話も上野には響いたのではないだろうか。「勝選手だからこそわかることもあるだろうし、月日が経ったんだな、と思いました。すごく楽しそうにしていた上野さんにとっては、貴重な時間だったのではないでしょうか」（上山カメラマン）。

アマチュアの後輩を気遣いながら優勝争いを演じて見事ツアー2勝目を果たした勝。「みなみちゃん、本当にすごいですね。素晴らしい選手になりましたね」と上山カメラマンも目を細めた。