この“無言のアドバイス”も復調につながる要因かは明確ではないが、スコアを出せたことで「掴んだいい感覚が成績につながって、調子が良くなったという確信に変わった」とショットへの自信はよみがえった。ちなみにこの時、原は「調子が悪いときに見てもらうのは緊張して…」と力んでシャンクしたらしい。
今年も残り8試合。賞金ランクは現在50位と初の賞金シードへ順位も気になるところだが、「残り試合が少ないので優勝を目指して頑張りたい」と見据えるは頂点のみ。「ジャンボさんが“優勝したときのために(原にあげる)アイアンのシャフトを取って置いてあるのにな”と言ってくださっています。今週欲しいですね。だらだらしているともらえなくなると思うので」。師匠からのご褒美ゲットのためにもまずは2日目に混戦から抜け出したいところだ。(文・秋田義和)