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世界一のパットと抜け目のないコースマネジメント…ユ・ソヨンのワールドクラスの技術を徹底解剖【辻にぃ見聞】

世界一のパットと抜け目のないコースマネジメント…ユ・ソヨンのワールドクラスの技術を徹底解剖【辻にぃ見聞】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年10月2日 17時20分

コースマネジメントにも長けていたユ・ソヨン その強さを見せつけた
コースマネジメントにも長けていたユ・ソヨン その強さを見せつけた (撮影:村上航)
元世界ランク1位。2011年「全米女子オープン」、17年「ANAインスピレーション」と海外メジャー2勝を誇るユ・ソヨン(米国)が圧倒的な強さを見せた「日本女子オープン」。4日間でボギーはわずかに2つ。パーオン成功は78ホール中58ホールで畑岡奈紗と並ぶ1位となり、優勝を果たした。彼女の技術力の高さをプロコーチの辻村明志氏に聞いた。

パットのアドレス前に集中を高めたユ・ソヨンの表情<大会フォト>

■「世界一」のパット技術のポイントは左肩にあり
ソヨンの強さについて、辻村氏が真っ先に挙げたのが、「世界で一番上手い」と絶賛するパットの技術だ。

「ソヨンさんのパッティングは、フィニッシュでヘッドがピタっと止まる。ボールが止まるまで、フェース面がしっかりとターゲットを指している。打って終わりではなく、打ち終わった後が決まっている。かつ無理にフォロースルーを出している印象もありません」

米国男子ツアーを舞台に活躍する選手の多くにも共通して見られる特徴は“フォロースルーを無理に出さない”。一方、女子選手では“無理に手先でフォロースルーを作る傾向”があると辻村氏。ソヨンがトップクラスの技術を披露できる理由をひも解くには「左肩」に注目。

「アドレスからフィニッシュまで、左肩がほとんど上がらないので、フォロースルーも出ないし、フォローも低い。左肩が動くと、フェース面が安定せず、出球がぶれる原因になる。より体幹でストロークでき、アドレスとほぼ変わらない体勢でインパクトできれば、球をこすれる時間が短く、ブレない。これがパッティングの打ち方の技術なんです」

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