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疲労、発見、涙… 女子プロ達の“新人研修”「ルーキーキャンプ」っていったいどんな感じ?【記者の目】

疲労、発見、涙… 女子プロ達の“新人研修”「ルーキーキャンプ」っていったいどんな感じ?【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年9月11日 18時02分

ルーキーキャンプを終えて優勝の申ジエと記念写真
ルーキーキャンプを終えて優勝の申ジエと記念写真 (撮影:米山聡明)
女子プロゴルファーの“新人研修”ともいえる行事が、先週の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」大会期間中に行われた。それが『ルーキーキャンプ』と呼ばれるもの。ここではいったいどんなことが行われていたのだろうか?

【写真】美人プロ・河本結も重いキャリングボードを持って笑顔!

トーナメントにおける、いわゆる裏方作業を選手が体験することで、いかに試合が運営されているかを学ぶため、1996年から行われているのがこのルーキーキャンプ。企画・運営についてやボランティアの大変さなど、身をもって知ってもらうことが目的とされる。選手達は普段のゴルフウェアから、そろいのピンクのポロシャツに姿を変え、コースの球探しやフォアキャディ、キャリングボード、練習場の管理といった普段ボランティアが行う業務で汗を流す。

参加者のメインとなるのは、同年に行われたプロテスト合格者で、かつその年の日本女子プロに出場しない選手達。また、その年は免除された選手も、翌年に本戦に出場しない場合は、その際に参加することが義務付けられている(2年連続で本戦出場の場合、その後は免除となる)。今回でいうと昨年のプロテスト合格者の川崎志穂が参加者の一人に名を連ねていたのは、こういう事情からだ。

ここで選手は何を学ぶのか。会場でその声を聞いてみた。5月に台湾ツアーで1勝を挙げている脇元華は、「気もつかうし、頭も、体力も使う。本当に大変でした。ボランティアの皆さんが、自らの意思でやってくださっていることにすごく感謝しなくてはいけないと思いました」と話す。これまでも、裏方への感謝の気持ちは持っていたものの、「実際にやってみないと絶対に分からない。ここまできついんだ…」と、その思いがより深まったという。

「今後の試合では、ボランティアさんと握手をして、『よろしくお願いします』、『ありがとうございました』をもっと言えるようになりたいです」

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