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「ゴルフを嫌いになった時もあった」 香妻琴乃が8年目のツアー初優勝で涙

「ゴルフを嫌いになった時もあった」 香妻琴乃が8年目のツアー初優勝で涙

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年9月16日 17時13分

激闘を制した香妻琴乃 念願の初優勝に涙を流した
激闘を制した香妻琴乃 念願の初優勝に涙を流した (撮影:村上航)
マンシングウェアレディース東海クラシック 最終日◇16日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(6446ヤード・パー72)>

マンシングウェアレディース東海クラシック」は、香妻琴乃の涙で幕を閉じた。首位と3打差の10位タイからスタートした香妻は、8バーディ・ノーボギーの「64」をマーク。1打差に実力者がひしめき合う、し烈な優勝争いを制し、トータル15アンダーでツアー初優勝を果たした。プロ入りから今年で8年目。将来を嘱望(しょくぼう)され続けた26歳が大輪の花を咲かせた。

【写真】レッドカーペットを優雅に歩く香妻琴乃

歓喜の瞬間は、プレーオフへの準備をしていたパッティング練習場で迎えた。1打差に迫り最終18番を迎えていたアン・ソンジュ(韓国)が3mのバーディパットを外して優勝が決まると、近くにいた松村卓キャディと抱き合い、喜びを分かち合った。付けていたサングラスを外すと、そこには泣き崩れた顔が。ここまでの苦しさがこみ上げ、涙となった。

3打差からの逆転を狙った最終日は、まさに会心のラウンドだった。「昨日は苦しんだけど、今日はだいぶ良くなった」というパットがさえわたり、1番で5mを決めてバーディを奪うと、そこから30cm〜4mのチャンスを次々と沈めていった。「決まるまでは集中力を切らさずにしようと思って、優勝を意識したことはなかった」と目の前のプレーだけを考えた。ホールアウト時点で、後続は残り3組。1打差の岡山絵里新垣比菜や、一度は終盤に追いつかれたイ・ミニョン(韓国)、そして猛追してきたアン・ソンジュ(韓国)と強者がすぐ後に迫っていた。「絶対にプレーオフになると思っていました」。優勝が決まる瞬間まで、気が休まることはなかった。

「ゴルフが嫌いだった時もありました」

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