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鈴木愛が女王復活の“のろし”となる首位発進 「イメージを出さない」パットと新シャフトで『66』をマーク

鈴木愛が女王復活の“のろし”となる首位発進 「イメージを出さない」パットと新シャフトで『66』をマーク

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年9月14日 18時19分

右手首痛から復帰2戦目の鈴木愛 優勝に向けて好スタートを切った
右手首痛から復帰2戦目の鈴木愛 優勝に向けて好スタートを切った (撮影:村上航)
マンシングウェアレディース東海クラシック 初日◇14日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(6446ヤード・パー72)>

右手首痛による2カ月の戦線離脱から復帰2戦目となる鈴木愛が、貫禄のラウンドで“完全復活”を印象づけた。ホステスプロとして臨む大会初日は、6バーディ・ノーボギーのラウンド。「66」の好スコアをマークし、6アンダーで香妻琴乃と並ぶトップに立った。

【写真】復活の兆し? 鈴木愛はラウンド中にこの笑顔

スタートホールの1番で、残り164ヤードのセカンドを4mにつけバーディを奪うと、「グリーンが重いので距離感覚が難しい。イメージを出すとショートしてしまうので、あまり出さずに強めに打った」というパットがさえ、3〜6mを次々と沈めていく。終わってみれば6バーディと、その強さを発揮した。

約2カ月に及ぶ欠場の原因にもなった右手首は「よくないです」と、いまだ完治には至っていない。スイングを続けると痛みが出ることもあり、ショット練習では「最高でも100球に抑えられたら」と負担の軽減も考慮されている。欠場前には2位以下に大差をつけ1位だった賞金ランキングで申ジエアン・ソンジュ(ともに韓国)に抜かれた。そんな現状で練習量を減らすことには「葛藤はあります」と本音をこぼした。しかし、「これまで人一倍練習してきた。休んでも、少しやれば感覚は戻る」という自負もあり、気持ちをコントロールする日々だ。

今大会から、ドライバーのシャフトをフジクラの「エボリューション5」に変更。「変える前は純正シャフトで、ノーマルよりも少しつかまりやすいものを使っていました。でも今はドライバーだけつかまり過ぎていたので、ノーマルのものに変えました。真っ直ぐ飛んでくれています」と、自らの調子に合わせギアにも変更を加えた。すると復帰後、不安を口にしていたティショットで14ホール中9ホールがフェアウェイキープ。「フェアウェイを外れても、少しのラフでおさまった」とプレーの安定に繋がった。

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