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三ヶ島かなと競技委員の勘違い重なり、暗闇のホールアウト後に1ペナの裁定

三ヶ島かなと競技委員の勘違い重なり、暗闇のホールアウト後に1ペナの裁定

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2018年8月25日 20時06分

三ヶ島かなは首位フィニッシュから一転… 1罰打により2位に後退
三ヶ島かなは首位フィニッシュから一転… 1罰打により2位に後退 (撮影:米山聡明)
<ニトリレディス 3日目◇25日◇小樽カントリー倶楽部(6,628ヤード・パー72)>

横殴りの風に遅れたスタート時間。ただでさえ厳しい小樽カントリー倶楽部がさらに牙をむいた。多くの選手が大苦戦するなか、大健闘のラウンドで、トータル5アンダー・首位タイでホールアウトしたかに見えた三ヶ島かなに、1ペナルティの裁定が下された。結果的に首位のアン・ソンジュ(韓国)と1打差の2位タイで最終日に臨むことになる。

【写真】暗闇の最終ホールをパーで締めた三ヶ島

問題の場面を詳しく解説しよう。

三ヶ島が11番のグリーン上でボールをマークした瞬間に、風によってボールが半個ぶん動いた。本来、風によって動いたボールは無罰で動いたところから打たなければならないところ、三ヶ島は即座にこのボールを拾い上げて、元の位置に戻した。マークをしたからといって、拾い上げる前にボールが動いたら、それはインプレー。つまり、動いた場所が打つべきボールの位置となる。

ところが、三ヶ島は動いたボールを元に戻した上で、競技委員を呼んだ。駆けつけた競技委員はなぜボールが動いたかの確認を十分に行うことなく無罰の裁定。現行のルールでは、マークの際に誤ってボールが動いてしまった場合は、無罰で元に戻すのが正しいため、そのケースと思ったということだったが、裁定に対して自信がなかった競技委員があらためてホールアウト後の三ヶ島に事情を確認したところ、風のために動いたのを確認。インプレーのボールを拾い上げてしまったことに対する1ペナルティは課されたが、誤所からのプレーに対するペナルティは、競技委員の勘違いにより免除された。

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