<大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目◇25日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6485ヤード・パー72>
プロ3年目でツアー通算1勝の稲垣那奈子は、17番終了時点で7つスコアを伸ばしていた。しかし、最終18番で2打目を池に入れてしまい、痛恨のダブルボギー。1イーグル・5バーディ・1ダブルボギーの「67」でホールアウトし、トータル14アンダー・5位タイで最終日に進む。首位とは4打差だ。
アウトからスタートした前半に3つスコアを伸ばすと、後半の10番パー5で203ヤードから3番ユーティリティで2オンに成功。「しっかりストロークができた」と2メートルを沈めてイーグルを奪う。続く11番、14番でもバーディを重ね、一時は首位に並んだ。
好位置で迎えた最終18番パー4で、苦い結末が待っていた。ティショットは右のバンカーへ。「ライが左足下がりのつま先下がりで、少し難しいなと思っていた。でも6番アイアンでしっかりコンタクトすればグリーンはキャッチする距離でした。ちょっと嫌なミスをしてしまいました」と振り返る2打目は、グリーン右の池へと消えた。
4打目は池に入る直前の地点とピンを結んだ後方線上でドロップ。「ピッチングでちょうどいい距離が良かった」とピンまで112ヤードの地点を選択した一打はピン方向へ飛んだが、左からの風に流されて右4メートルへ。惜しくも沈められず2パットとし、最後に2打を落とした。
「途中まではすごくいいゴルフができていたんですけど、最終ホールで池に入れてしまって、少し残念です」と悔しさをにじませる。
それでも、この一打を前向きに考えた。「いい感じで終わっちゃうと、気を引き締められない。神様から“気を引き締めなさい”っていうことだと思って、しっかり練習して、あしたに挑みたい」と笑顔ものぞかせた。
最後は悔やまれる形となったが、内容面では手応えも大きい。「最後でチャラになっちゃった感じがするんですけど、でも、自分的には上出来というか、パットに関してはすごくいい1日だった。その感じを明日も忘れずに引き続きできたらいいかなと思っています」。あとはショット次第。「しっかり修正したい」と気を引き締めた。
昨年は「リゾートトラストレディス」で初優勝を挙げたが、今季は19試合中10試合で予選落ち。自己最上位は「EARTH MONDAMIN CUP」の2位となっている。
それでも「いま、いい位置で戦えていますし、明日しっかりいい出だしができればチャンスはあると思う。最終的にチャンスになったら、最後の9ホールはしっかり攻めて勝ちにいければなと思います」と闘志は衰えない。攻めの姿勢でツアー2勝目へ、狙うは逆転だ。(文・高木彩音)
