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昨年はPOの末2位 石川遼が明かす“理想”の戦略「さらにいい攻めができる」

昨年大会で岩田寛とのプレーオフで敗れた石川遼が語った収穫とは?

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年6月5日 08時03分

昨大会を2位で終えた石川遼はリベンジを狙う
昨大会を2位で終えた石川遼はリベンジを狙う (撮影:佐々木啓)

<BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前情報◇4日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース(茨城県)◇予選=7397ヤード・パー70、決勝=7430ヤード・パー71>

昨年、5打差の16位で迎えた最終日に「63」をマークしてプレーオフにもつれ込んだ石川遼。岩田寛との一騎打ちでは敗戦して2位となったが、大きな収穫を得た。今年はより“攻め”の姿勢で勝負に挑む。

【写真】松山英樹も多用? 石川遼が取り組むアプローチ術って?

昨年は「ピンポジションうんぬんよりも、4日間続けてティショットをここに打ちたい」というプランを立て、それに徹底したことが上位争いを演じることにつながったと話していた。

そして今年は、新たな戦略を加える予定。「理想はピンポジションに対して組み立てて、ティショットのボールの置きどころができれば、さらにいい攻めができる。年間を通してこのコースは、1番ティショットが難しいと感じる」。昨年よりもラフが刈られ、フェアウェイが広くなったホールもあるが、それでも他のコースよりは比較的狭く、タフになる。

“理想”と話す新戦略。だが、「このコースでできたら、どこに行ってもできるかなと思うくらい狭いし難しいですけど…」と苦笑いも見せる。実現できれば、今後の自信にもつながると見据えた。

1年前からはドライバーのロフトを10.5度から9度、ウェッジ4本に替えた。それでも、持ち球はドローで変わらず。「ガラッと何かを変えたということはない。去年は打ちやすかったけど、今年は打ちにくいなとか、今のところは感じてない」とイメージは悪くない。マネジメントでも、昨年の経験を生かすことができそうだ。

「去年は“こんなゴルフもできるんだな”というイメージで終われた。ティショットが自分にとってカギになることは変わらないですが、去年アグレッシブにプレーできて、(今年も)ひるまずにアグレッシブにプレーすることは大事かなと思います」

ティショットには警戒しつつも、ピンを見据えた“攻めのゴルフ”を意識し、昨年以上の結果を引き寄せたい。「あとは4日間やりきることがすごく大事」。今年も事前に立てたテーマを徹底し、納得のいく形で戦い切りたい。(文・高木彩音)

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