<Shinhan Donghae Open 事前情報◇9日◇ジャック・ニクラス GC(韓国)>
昨年覇者の比嘉一貴が、1年ぶりにジャック・ニクラス GCへ戻ってきた。「ディフェンディングチャンピオンとして恥ずかしくない結果にしたい」。大会連覇を目指す。
火曜日は18ホールの練習ラウンドをこなしたが、1年ぶりに回ったコースの印象は昨年とは違う。「(昨年は)優勝争いをして、アドレナリンが出ているなかでのプレーだった。去年より飛んでいなくて、ちょっと長く感じました」。もともと試合と練習ラウンドではアドレナリンの影響で飛距離が「10ヤードぐらい」変わるという。それほど試合では気持ちが高ぶっているということだ。
「コースチェックはあまり意味がない」と冗談も交えたが、そういった違いも踏まえて練習ラウンドで調整を進めた。調子自体は悪くない。「ショットの内容も悪くないですし、パッティングも安定してきて、割といい状態」で今大会に入っている。
この日はコースには出ず、ショットやパッティング、アプローチなどの調整に励んだ。ディフェンディングチャンピオンとして多くの取材にも対応。その合間には、オデッセイの新しいパター『TRTL』をテストするなど、クラブ調整にも余念がない。
クラブでは、ホストプロとして出場した「~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA 夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント」後のオープンウイークに、以前契約していたブリヂストンの新アイアン『100CB』をテスト。その後の「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」から実戦投入している。
「まだ1試合しかやっていないですけど、自分のなかでは飛び方や距離感もいいですし、少しいじっている部分ありますけど、いい感触です」。初めて打った際には、「何番から何番はいいけど、何番と何番はちょっと顔が違う」と要望を伝えた。ブリヂストンもそれに応え、地元の沖縄でテストを重ねた。
そして「ラウンドを重ねて試合で使ってみないとわからないですが、試合で使ってみていい感触だった」と、本格投入を決断。今週も『100CB』を手に戦う。「いいところにいけるんじゃないかという、自信はある」。すぐに「根拠はないですが」と笑いを交えて話すが、信頼はある。
昨年大会で、日本開催だった2022年以来となる大会2勝目を挙げた。さらに翌週にはアジアンツアーでも優勝。そして日本勢初のアジアンツアー賞金王にも輝いた。連覇を狙う今大会。新たな武器も手に、昨年と同じ頂点を目指す。(文・高木彩音)
