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初の全米OPを前に国内メジャーでトップ10入り 清水大成は自信をつけて早めの渡米

国内男子ツアーのメジャー初戦は最終ラウンドが終了し、清水大成が8位で大会を終えた。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年6月10日 18時42分

清水大成はこのあと全米オープンへ
清水大成はこのあと全米オープンへ (撮影:鈴木祥)

<BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 最終日◇9日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース (茨城県)◇7430ヤード・パー71>

13日(木)からの海外メジャー「全米オープン」を控えた清水大成は、前哨戦となった国内メジャー初戦で今季自身5度目のトップ10入り。自信をつけて渡米することとなった。

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「優勝争いの位置で、いい緊張感で回れた」。初日は1アンダー・36位タイと出遅れたが、2日目に6アンダーの「65」をマークし、2位タイに立った。決してショットの調子がいいわけではなかったが、「耐えながらチャンスを入れられた」と得意のショートゲームでスコアを伸ばした。3日目は1アンダー「70」と大きくは伸ばせなかったが、上位をキープした。

最終日は4バーディ・3ボギーの「70」で回り、トータル9アンダー・8位タイで終えた。最終18番では1.5メートルのパーパットを外しボギーと後味の悪いフィニッシュとなったが、「ラインの読み間違えで、ストロークには問題ないです」と技術面で不調なわけではない。「向こうでもグリーンは難しいだろうし、そのあたりの反省点を生かして、向こうでは頑張ります」と気持ちを切り替えた。

ショットの調子は良くも悪くもない状況だが、「中途半端なことをしなければ、大丈夫そうだなというのはある」。今大会の4日間を通してパーキープ率は90.278%の3位タイと高い数字を記録した清水は、全米のコースでも準備を行っていく。

今大会での平均飛距離は316.73ヤードと飛ばし屋の清水だが、得意と話すのはアプローチ。全米へは60度のバウンスが違うウェッジ3種類、62度を2種類の「4種類ぐらい持っていく予定」。練習日にコースで打ち比べを行い、セッティングを決める予定だ。

日曜日の夜に渡米。現地到着後そのまま会場へ入り、火曜日、水曜日も9ホールずつラウンドを行うハードスケジュール。初の海外メジャーは「やっぱり予選通過したいですね。上位を目指したい」とまずは4日間戦いきることを目標とした。

先々週の海外女子メジャー「全米女子オープン」では21人の日本勢が出場。予選通過者14人のうち、優勝した笹生優花、単独2位の渋野日向子を含む5人がトップ10入りを果たした。「すごいですよね。男子も頑張らないと」と女子勢に負けじと、全米の地で爪痕を残したい。最後は清水らしく「頑張ります!」と元気にその場をあとにした。

そして、今大会トータル11アンダー・4位タイで終えた金谷拓実も「全米オープン」に出場する。米テキサス州で行われた予選会を突破し、4年ぶり2度目の出場となる。月曜日に出発し、現地火曜日にコース入り。目標は「予選通過です。リベンジしたいですね」とアマチュア時代に初出場した2020年大会の再挑戦となる。

全米オープンには松山英樹、日本の予選会を突破した石川遼、河本力、清水と米国予選突破の金谷、DPワールド(欧州男子)ツアーのポイントランク上位の資格で星野陸也の6人が出場することとなっている。(文・高木彩音)

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